<栃木・県央グルメ>アトリエまぎぱん(宇都宮)ハイジのクリームパン 生地とクリームのバランス絶妙
優しい甘さに思わず笑みがこぼれてしまう。
かわいいイラストが付いた袋入りの「ハイジのクリームパン」(216円)は、もっちりふわふわの白パンに、那須御養卵を使った自家製カスタードと生クリームがたっぷり。オーナーの上野宏之さん(45)が「生地の甘さを控えてバランスを取っています」という絶妙な甘さだ。
白壁とアイスブルーの扉が特徴的な外観。4月18日のオープンには、100人超の客が駆け付けた。
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岩曽町で昨年6月まで開いていたパン店「パネッテリア・ファリーナ」が前身。再開を待ち望んだ客から祝いの花束や差し入れがあり、中には「記念日だから」と店の誕生日ケーキを贈ってくれた人もいた。
パン職人歴27年の上野さんは、「小麦が命」と生地にこだわる。国産とフランス産、ブレンドの小麦をパンにより使い分け、耳まで柔らかい国産小麦の食パン(1斤324円)や、ライ麦パンシリーズも人気だ。使う野菜は地元産が多く、「味で選ぶと自然に地産地消になった」と笑う。
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店名の「まぎぱん」は、フランス語で魔法のパンを意味する。月に数品は季節のパンを出したいと語る上野さん。どんな魔法のパンが生まれるのか楽しみだ。
▼メモ 栃木県宇都宮市平出町3661の8。午前8時~午後6時。日曜定休。(問)028・612・4623。