江戸崎かぼちゃ、プリンに 茨城のJA稲敷新利根直売所 濃厚味わい、人気の新商品
茨城県稲敷市中山のJA稲敷新利根直売所(加藤洋子店長)で新商品の「江戸崎かぼちゃプリン」が人気を集めている。同市の特産品、江戸崎かぼちゃを100%使用し、濃厚な味わいが楽しめる一品となっている。
江戸崎かぼちゃは、同JA江戸崎南瓜(かぼちゃ)部会が栽培し、ほくほくした食感と強い甘みが特長。高品質の農産物などを保護する国の「地理的表示(GI)保護制度」に指定されており、味の良さは折り紙付きだ。
プリンは、同直売所部会員でパティシエの佐藤和也さん(41)=同県行方市在住=が考案し、一つ一つ手作りする。材料は江戸崎かぼちゃのほか、砂糖や卵、牛乳、生クリームなど。「カボチャそのものがおいしいので、シンプルな材料で素材の味を生かした」とこだわりを語る。
プリン誕生のきっかけは「江戸崎かぼちゃを、皆にもっと手軽に食べてもらいたい」と、加藤店長からスイーツ開発を依頼されたのが始まり。数あるスイーツの中でも「子どもからお年寄りまで、年代問わず愛され、食べやすい」として、プリンを選んだという。
今年6月下旬から販売を始めると、徐々に人気を呼び、現在では入荷する50個が完売したり、プリン目当ての客が訪れたりと、好評だ。加藤店長は「自宅用だけでなく、お土産にもお薦め。新しい地元のスイーツとして、多くの人に食べてもらいたい」とPRする。
プリンは一つ350円。毎週金曜の午後に入荷する。販売は8月中旬までの見込み。火曜定休。問い合わせは直売所(電)0297(87)5871。