「旧渡辺邸」を一般公開 6月に3日間 18日から申請開始 茨城・取手

茨城新聞
2023年5月18日

茨城県取手市で初めて国登録有形文化財に登録された「旧渡辺甚吉邸主屋」(同市寺田)の一般公開(無料)が6月10、12、13日に行われる。所有者の大手総合建設会社「前田建設工業」は18日、申し込みを受け付けを開始した。一般公開は3日間とも1日各3回(午前10時、午後1時、同3時)。定員は各回15人。未就学児不可。見学は申込者本人のみ。各時刻に関東鉄道常総線の寺原駅南口改札前に集合する。駐車場、駐輪場はない。

同邸は1934年、実業家・渡辺甚吉の私邸として、東京・白金台に建造された。英国チューダー様式の洋風住宅で「ハーフティンバー」(半木骨造り)が特徴。戦後、外国の大使邸などに利用されてきたが、2015年に解体が決定。保存運動により、取手市内にある同社ICI総合センター敷地内に移築、復元された。今年2月に国登録有形文化財になった。

申込期間は18日~6月4日(各回先着順で締め切る)。申し込みはhttps://jinkichi-20230610-12-13.peatix.com