<栃木・県央グルメ>花農場あわの(鹿沼)のイチゴのタルト ハーブティーとの相性抜群

下野新聞
2023年4月23日

春にはハナビシソウ、初夏にはバラなど、季節の花を観賞できる花農場。見頃を迎えた花の取材に赴くと、敷地内に漂う甘い香りに誘われた。

「花農場あわの」は、約1ヘクタールの畑でラベンダーなどのハーブを中心に200種以上の花を栽培している。敷地内の山小屋風のレストランでは、若林ふみ子社長(73)ら6人が摘みたてのハーブや地元の食材を使った料理を提供している。

栃木県産とちおとめを使った「イチゴのタルト」(400円)が、名物「ハーブティー」(400円)のお供として特に人気を博している。着色料を一切使用していないため、淡い紅色の見た目。分厚い断面はまるでピザのようだ。

しっとりとした果肉入りジャムを引き立たせるため、食感の柔らかいパイ生地を合わせた。フォークがうまく刺さらず、不作法を承知で手づかみで頬張る。かんだ瞬間に口の中はとちおとめの甘酸っぱい風味でいっぱい。果肉のプチプチとした食感も相まってかむほどに味わいを深める。

タルトはセットメニューのデザートとしても楽しめる。6月になると自家製ブルーベリーを使ったタルトもメニューに加わり、人気という。

▼メモ 栃木県鹿沼市中粕尾423。午前11時~午後4時。火曜定休。(問)0289・83・7787。