一足早い春を堪能 水戸の梅まつり、偕楽園と弘道館 3月19日まで
茨城新聞
2023年2月14日
第127回水戸の梅まつりが11日、水戸市の偕楽園と弘道館で開幕した。快晴の下、来園者は早咲きの梅を見つけては、色や香りを確かめ、撮影するなど一足早い春を堪能した。2019年以降、新型コロナウイルス感染拡大で関連行事が中止になるなど縮小開催だったが、今年は4年ぶりの通常開催となる。
初日は午後1時から、偕楽園の東門近くで振り袖姿の水戸の梅大使らが並び、来園者を出迎えた。花火の合図とともに高橋靖市長が開幕を宣言。大使直筆のメッセージ入りポストカードの配布には列ができた。
偕楽園公園センターによると、梅は昨年より早く咲き、7日時点の開花率は偕楽園が29%、弘道館が27%。今月下旬には見頃を迎える。
千葉県流山市から訪れた40代の夫婦は「咲き始めのつぼみもすてき」「満開も見たい」と声を弾ませた。毎年来園しているという茨城県城里町の小沼茂さん(76)は「ブログに載せて友達にPRした」と笑顔。妻の博美さん(71)は「今年は梅酒まつりが楽しみ」と通常開催を喜んだ。
まつり実行委員会の加藤高蔵会長は「今年は全ての行事が開催できる。おもてなしをしっかりして、全国からお客さまを迎えたい」と話した。会期は3月19日まで。