農産物加工施設を一新 焼き芋やジャム販売 地産地消の拠点に 茨城・ビアスパークしもつま

茨城新聞
2022年11月15日

茨城県下妻市長塚乙の温泉・宿泊施設「ビアスパークしもつま」の農産物加工施設がリニューアルされ、地元の農産物を使った加工品の製造を始めている。形がふぞろいな野菜などを地元の農家から仕入れ、加工品として販売。地方創生の一役を担い、地産地消の拠点としての役割が期待される。

加工施設(385平方メートル)は同市の農業振興や活性化を図る目的で2000年1月に完成、供用開始した。今年3月から6月にかけて改装工事が行われ、「工房We mam」の名称で7月から稼働している。

開業当初から市民団体「下妻食と農を考える女性の会(ウィマム)」が加工販売などを行っていたが、21年度末で活動を終了。ビアスパーク指定管理者のクリーン工房が新たな事業者を募り、飲食や食品製造販売事業などを手がける同市小島のスズラン・ロードハウス(生井浩司社長)が選定され、同社で設備などを整備した。

施設の製造室は、総菜▽水産製品▽菓子▽アイスクリーム▽密封包装食品▽食肉製品-の6室。材料は農家やビアスパークの農園で収穫された形がふぞろいな野菜や果物を使用。同社のノウハウを生かし開発した商品は、ビアスパーク、道の駅しもつまでの販売や同市ふるさと納税返礼品として活用している。

稼働記念式が1日、ビアスパークで生井社長、菊池博市長、広瀬栄市議会議長ら約20人が出席して行われた。生井社長は「安心安全、生産者の顔が見える、をモットーに商品開発に取り組み、ふるさと納税返礼品や販売を通し、下妻市のPRと地域活性化に貢献したい」と意気込みを語った。施設前でのテープカット後、内覧会も実施した。

商品は焼き芋、ナシやメロン、イチゴのジェラートやジャム、常陸牛のローストビーフなど年間50~60種類を見込む。