ラーメン通し町おこし推進 茂木町が12、13日 人気6店集め初フェスタ ユーチューバーも登場

下野新聞
2022年11月2日

【茂木】「ラーメン屋がない町」を返上し、今年夏までに人気ラーメン店2軒の誘致に成功した町は、2店を含む人気ラーメン店6店を集めて12、13の両日、初の「ラーメンフェスタinもてぎ」を道の駅もてぎ十石河川公園で開催する。町が誘致した「龍介」の本店の運営会社が協力、人気ユーチューバーやDJもイベントを盛り上げ、ラーメンを通した町おこしにつなげる。

出店するのは「特級鶏蕎麦(そば) 龍介もてぎ」「らーめん右京 茂木」の町内の2店のほか、「台湾まぜそば発祥の店」を名乗る名古屋の「麺屋はなび」、京都の老舗しょうゆラーメン「本家第一旭」、東京スタイルみそらーめん「ど・みそ」、二郎系「鷹(たか)の目」。いずれもラーメン好きに知られる人気店という。

昨年12月に町に開業した「龍介」の「龍介プロジェクト」(茨城県土浦市)が各店に参加を働きかけて人気の有名店が集まった。

ラーメン好きの支持が高いユーチューブチャンネル「SUSURU TV.」を運営するSUSURUさんが12日に来場するほか、交流サイト(SNS)で町のラーメン店募集の情報が拡散するきっかけをつくったFMヨコハマ「ちょうどいいラジオ」のパーソナリティー、DJ光邦(みつくに)さん、フリーアナウンサー兼ラーメンソムリエ山口(やまぐち)あやさんがライブトークで会場を楽しませる。

各店1杯800円で午前10時から午後4時まで各日最大3千食を目標に販売する。茂木駅北西の駐車場、グリーンパークもてぎから無料バスが運行される。

ラーメン店誘致を主導する町商工観光課滝田隆(たきたたかし)課長は「実績のない茂木では開催が難しいイベントだが、龍介が一役買ってくれて店が集まった。成功すれば3軒目の誘致につながるかもしれない。継続開催できるようにしたい」と話した。