自然の色や形、石の魅力紹介 茨城・坂東の県自然博物館 317点展示

茨城新聞
2022年11月2日

石の持つ自然の色や形の魅力を紹介する企画展「ときめく石 色と形が奏でる世界」(茨城新聞社など後援)が、茨城県坂東市大崎の県自然博物館で開催されている。紫色が華やかに輝く巨大なアメシスト(紫水晶)やハート形の水晶など1317点が展示され、石の魅力を存分に楽しめる。会期は来年1月29日まで。

展示は、石の色の世界▽石の形の世界▽観察・実験教室▽石を楽しむなど8コーナーで構成。展示室入り口では、重さ約2・7トンのブラジルから産出されたアメシストが出迎え、その大きさと輝きに圧倒される。

中央には、ペットボトルでできた巨大水晶群のアート作品を中心に、ピンク色の宝石さんごや黄色の自然硫黄、青色が鮮やかなラピスラズリなど、色とりどりの石を展示。石の形に注目するコーナーでは、星やハート、うさぎの尻尾形などユニークな形をした石を紹介している。観察・実験教室では、ミョウバンの結晶作りなどが楽しめる。

展示を企画した同館資料課の前橋千里主任学芸主事は「わくわくする展示にこだわった。難しいことは抜きにして石を楽しんでほしい。自分なりのときめく石をぜひ見つけて」と呼びかけている。

土日祝日と来年1月3日は事前予約が必要。同館ホームページから予約登録する。問い合わせは同館(電)0297(38)2000。