《茨ぱん(ibapan)》米ろんぱん みぃの米ぱん(茨城・つくば市)

茨城新聞
2022年11月14日

■材料、アレルギー考慮

筑波山麓の民家で手作りの米粉パンを販売する。ずらりと並ぶ約15種類の商品は、店主の碓井美和子さん(47)が1人で手がけたもの。小麦粉や卵といった代表的な七つのアレルゲンを材料から除いているのが特徴で、基本的には米粉とてんさい糖、塩、酵母、油のみで作る。「マヨネーズやバターも自家製。アレルギーを気にせず、食べてもらいたい」と話す。

米粉パン作りを始めたのは、次女が小麦アレルギーだったため。当初はうまく膨らまなかったが、米粉を混ぜるお湯の温度を変えるなど、独学で試行錯誤を重ね、ふんわりもっちりとした生地に仕上げた。「パンを食べた娘が、おいしいと言ってくれたのがうれしかった」と笑顔を見せる。

自身と同じように「アレルギーを持つ子の親に寄り添えたら」と、2021年6月に店を構えた。以来、水戸市など県内各地から年代問わず客が訪れる。

新作の「米ろんぱん」(250円)は、もちもちとした米粉のメロンパン。地元のこうじみそ店が造るみそを生地に練り込んだ「まる米ぱんみそ味」(150円)や、時期により使う米粉の銘柄が変わる「米しょくぱん」(時価)もお薦め。

茨城県つくば市北条4315の5
(電)029(869)9152
水、土曜営業。その他の営業日は交流サイト(SNS)に記載。
営業時間は午前10時~午後4時。
ホームページはhttps://miinokomepan.shop