水戸藩の歴史伝える 水戸市植物公園弘道館、小石川後楽園薬草展示や講演

茨城新聞
2016年8月30日

水戸市は10月、市植物公園(同市小吹町)と弘道館(同市三の丸)、水戸藩ゆかりの小石川後楽園(東京都文京区)で、薬草に関する合同イベントを開く。薬草の展示や講演などを通し、水戸藩の歴史や薬酒の楽しみ方などを伝える。

かつて水戸藩では、2代藩主の徳川光圀が薬草の処方をまとめた「救民妙薬」を作成したほか、9代藩主の斉昭が弘道館内の医学館に薬草園を開設するなどゆかりが深い。こうした史実を背景に、イベントでは市植物公園と弘道館が10月1日~11月3日、小石川後楽園が10月8~16日の間、30~40種類の薬草を展示する。

期間中は各施設ごとに、「薬酒を楽しむ」や「医学館について」などの講演や講座を展開。「アカザ杖作り実演会」や「特別ガイドツアー」なども行う。また12月25日まで、3施設を巡るスタンプラリーも行い、先着200人にオリジナル手拭いなどのグッズを贈呈する。

問い合わせは市植物公園(電)029(243)9311

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