茨城県フラワーパーク 準「恋人の聖地」に

茨城新聞
2016年2月2日

 プロポーズにふさわしい観光スポットをNPOが選定する「恋人の聖地」に関連し、茨城県石岡市下青柳の県フラワーパークが、聖地に準じる「恋人の聖地サテライト」に選定された。サテライト選定は県内で初めて。800品種3万株のバラで有名な同園では、カップルなど多くの集客にも期待を寄せる。

恋人の聖地は、2006年からNPO法人地域活性化支援センターが少子化対策の一環として、全国の観光地域の中からプロポーズにふさわしいスポットとして選定。同サテライトはこれに賛同する施設から選ばれる。
全国では138カ所の聖地、84カ所のサテライトが選ばれている。県内の聖地は、大子町の袋田の滝と笠間市。同園は1月1日にサテライトに選定された。
同園は、昨年5月にヨーロッパのバラ園をイメージした「庭園風バラ園」を開設した。12月からは、グリム童話を再現したというイルミネーションも始め、幅広い年代の集客に向けて動きだしている。
イルミネーションは1月16日から、LED(発光ダイオード)を10万個増やし約50万個にした。同園の玄関口となるバラ園を光の粒が包み、幻想的な世界を演出している。
千葉県から来た20歳代のカップルは「予想以上にきれいでびっくりした。素晴らしい光の空間」と満足そうに話した。
イルミネーションは14日のバレンタインデーまで開催され、12~14日は来場者にチョコレートがプレゼントされる。
同園関係者は「選定を受けて、もっと若い人に来てほしい。プロポーズする場所にはピッタリだと思う」と期待を込めた。同園は今後、園内での結婚式などを積極的に受け付ける考え。
問い合わせは同園(電)0299(42)4111

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