18年湖沼会議 10月15~19日開催、メイン会場はつくば
2018年に本県で開催予定の「第17回世界湖沼会議」(いばらき霞ケ浦2018)について、県は26日、会期を10月15~19日の5日間とし、メイン会場をつくば国際会議場(つくば市竹園)とすることなどを盛り込んだ基本構想を発表した。
メインテーマは「人と湖沼の共生~持続可能な生態系サービスを目指して」。住民や農林漁業者、事業者、研究者、行政などによる「流域連携」を柱に、人と湖沼が共存する社会づくりなどに向けて情報の共有や意見を交わし、「湖沼問題解決の新たな進展につながることを目指す」とする。
つくば国際会議場では、開会・閉会の式典をはじめ、基調講演や分科会、政策フォーラムなどを開く。霞ケ浦流域や湖沼沿岸などの拠点施設をサテライト会場とし、さらに市民団体の活動発表など関連イベントを開いて、県民の湖沼保護などへの意識醸成を図る。会議全体で市民や研究者、企業など約4千人の参加を見込んでいる。
会議のテーマは「生態系サービスの現状と課題」「持続可能な生態系サービスに向けた取り組み」の二つを核に、生物多様性と遺伝資源、湖沼の水質と浄化機能、水辺や地域の文化など八つの小テーマについて意見を交わす。最終日に会議の成果として宣言を発表する予定。
世界湖沼会議の本県開催は1995年につくば、土浦両市を会場に開かれて以来23年ぶり2回目となる。
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