割れた殺生石 集客好機に 那須 関連グッズ販売、特典も

下野新聞
2022年8月16日

【那須】九尾の狐(きつね)伝説を基に町の魅力を発信する「プロジェクト9b(きゅうび)」推進委員会はこのほど、湯本の殺生石などをモチーフとした手拭いの販売を始めた。今春に割れた殺生石が注目を集めたことを好機と捉え、集客につなげる。

手拭いは、割れた殺生石から現れる九尾の狐をデザインした。ゲーム「ゼルダの伝説」の漫画版を手がけたことで知られる2人組の漫画家姫川明輝(ひめかわあきら)さんが描いた。大きさは縦90センチ、横35・8センチ。藍、水色など4色があり、缶バッジ付き。1枚1650円で那須どうぶつ王国など町内6カ所と、同プロジェクトのオンラインショップで販売している。

また、殺生石など町内10カ所にある同プロジェクトの看板にQRコードを貼付。スマートフォンで読み取ると地元飲食店やレジャー施設で特典が受けられるサービスも始めた。

同プロジェクトは特典サービスの協力店舗を募っている。鈴木和也(すずきかずや)委員長(61)は「殺生石をきっかけに那須を巡り、楽しんでもらいたい。今後も新商品開発などを検討する」と話した。(問)同プロジェクト事務局0287・78・1886。