地場産野菜を使い 洋菓子開発、販売 茨城・結城の会社

茨城新聞
2022年3月24日

茨城県結城市のまちづくり会社TMO結城は、地元産の野菜を材料に使った菓子「結いべジ ゴーフレット」を開発し、今月からJR結城駅前の観光物産センターや市内の菓子店で販売が始まった。トウモロコシとカボチャの粉末をクリームに練り込んでゴーフレットで挟んだ洋菓子。一箱7枚入りで600円。

農業が盛んな同市の強みを生かし、TMO結城では農産物を加工した新しいお土産品の開発を目指してきた。中でもトウモロコシとカボチャに着目し、野菜の風味を生かすための工夫を重ね、試行錯誤の末に製品化にこぎ着けた。

現在は群馬県安中市の菓子メーカーに製造を委託している。TMO結城では6次産業化を視野に入れ、市内の菓子工業組合の協力を得て地元で製造販売する計画で、ゴーフレットを皮切りに「結いべジ」ブランドを他の農産物にも応用していく考えだ。

同社理事の河添敏明さんは「結城と言えば、ゆでまんじゅうなどの和菓子が有名だが、従来のイメージを変えるような新しいお土産品に育てたい」と話している。問い合わせはTMO結城(電)0296(33)0073。