和の明かり 夜桜演出 壬生・東雲公園ライトアップ 26日から 和傘や行灯 初めて設置
【壬生】とちぎ景勝百選の一つで、桜の名所として知られる壬生甲の東雲公園で26日から、町観光協会主催の「しののめ桜ライトアップ」が開催される。昨年は桜の木のライトアップのみだったが、今回は新たに和傘や行灯(あんどん)などを飾り、園内に彩りを添える。町中心部の桜マップも初めて作製し、町内外の人に街中の桜を楽しんでもらう。4月3日まで。
同公園には東雲橋を中心に約250本のソメイヨシノが咲き誇る。例年は恒例の「しののめ花まつり」が行われ、ステージイベントや飲食店の出店などでにぎわうが、新型コロナウイルス禍のため2020年から中止となっている。
代替として昨年、ライトアップを開始。今年は内容をさらに充実させ、園内に色とりどりの和傘20本や行灯180基、地元有志が制作した竹あかり80本を設置する。期間中の午後6~9時に点灯する。
同協会はこのほか、地域活性化を目指す若手有志の「壬生まちなか創生ワーキング」と連携し、街中の桜マップを作製した。桜が楽しめる公共施設や寺院など10カ所を、駐車場の情報とともに紹介。同公園や町役場などで配布する。同協会は「三密を避けながら楽しめるイベントを企画した。ゆったりと桜を見てほしい」としている。
連携企画としてフォトコンテストも開催。写真共有アプリ「インスタグラム」で、町内で撮影された春らしい作品を「風景・人物」「犬・猫」の2部門で募集している。インスタグラムの同協会公式アカウントをフォローし、両部門で指定されたハッシュタグ(検索目印)を付け、4月30日までに投稿する。入賞者には賞品が贈られる。
(問)同協会0282・81・1844。