パンチ効くショウガの味 しょうがそば 中華そば みはし(鹿沼)

下野新聞
2022年2月16日

 細麺をすすると、絡まった魚介スープのうま味がよく伝わってくる。刻みショウガとともにもう一口。口の中にほどよい刺激が広がり、アクセントになった。あっという間に店の看板メニュー「しょうがそば」(869円)を平らげた。

 麺は「すすりやすさを重視した」と店主三橋健(みつはしたけし)さん(40)。厳選したストレートの細麺を福島県の製麺所から仕入れる。ソウダガツオのかつお節や煮干し、鶏、豚、シイタケなどを煮込んだスープはあっさりとした仕上がり。低温調理した豚、鶏肉のチャーシュー、メンマ、ネギといった添え物との相性も抜群だ。 

 三橋さんは大のショウガ好き。しょうがそばについて「味にインパクトを出すのにパンチが効いていいと思った」と説明する。

 開業は2019年10月。家族経営の焼鳥店をラーメン店としてリニューアルした。サイドメニューとして人気のある「ドデカ唐揚げ」(2個352円)は、焼鳥店時代からの味を受け継ぐ逸品だ。

 三橋さんは「家族で来てもらえるとうれしい。小さい子どもに笑顔でおいしいって言ってもらうのが一番です」と、にこやかに話している。

 ■メモ 鹿沼市東町2の3の5。午前11時~午後2時、同5時半~8時(7時半ラストオーダー)。水曜、第3火曜定休。駐車場9台。(問)0289・63・2744。