「古河の魅力届ける」 桃むすめ、3人加入 茨城

茨城新聞
2022年2月3日

茨城県古河市の観光PRの顔となる「古河桃むすめ」に、同市と筑西市の女性3人が新たに選ばれた。市観光協会(渡辺勉会長)による記者発表会が1月29日、同市長谷町の市古河庁舎であり、3人は「新型コロナに負けず、多くの人に元気と古河の魅力を届けていく」と抱負を語り、先輩の3人とともに意欲を高めていた。

3人は古河市、高校3年、鈴木佐栄さん(17)、筑西市、大学2年、葛西美結さん(20)、古河市、同、田中佑佳さん(20)。22日に開かれた選考会で、応募者16人から選ばれた。任期は29日から2年間。

桃むすめは例年、3月20日ごろに開幕する同市最大規模のイベント「古河桃まつり」や、8月第1土曜日に開催の「古河花火大会」などで来場者のおもてなしやPRなどをしている。

2020年以降はコロナ禍により、桃まつりが2年連続中止になるなど限定的な活動にとどまっている。桃まつり会場となる古河総合公園のハナモモ開花状況を伝えるなど、市の魅力を会員制交流サイト(SNS)などを通じて発信する方針だ。

晴れやかな着物姿で臨んだ3人は「春のイメージが強い古河総合公園は、夏のハス、秋の紅葉など一年中楽しめるので、ぜひ訪れてほしい」「歴史あふれる市内もPRしていきたい」と早速アピール。

渡辺会長は初々しい3人に目を細めながら「今年は桃まつりをやりたい気持ちでいっぱい」とあいさつした。