ガラス作品70点、藤代さんが個展 水戸、27日から

茨城新聞
2022年1月25日

茨城県行方市を拠点に、国内外で活躍しているグラフィックデザイナーの藤代範雄さんの個展「藤代範雄 ガラス展」が27日、水戸市泉町の京成百貨店6階アートギャラリーで開幕する。2月2日まで。

藤代さんは、数年前からガラスを使った作品づくりに取り組んでおり、今回はガラスを改良して従来よりも薄い作品や、屋外にオブジェとして置ける作品の開発に成功。主に自然をモチーフとした70点余りを出展する予定だ。また、藤代さんと同時期に県立笠間陶芸大学校で研究を行った元札幌市立大学学長の原田昭氏の陶芸作品約40点も同時に展示されるという。

藤代さんは「ご家庭の庭に枯れ山水のような形で置ける作品をイメージした。実際に屋外に長い期間設置して試し、割れてしまったものもある中、改良を重ねて屋外へも置ける作品が出来上がった」と説明。「薄いガラスは製造の難易度が上がる分、持ち運びや設置がしやすい。ぜひ、インテリアとして飾られた姿を想像しながら楽しんでほしい」と呼び掛けた。

同展は午前10時半から午後7時(最終日は午後4時)。入場無料。