マンゴー 初めての収穫 栃木の福祉事業所 利用者、職員 丁寧に手作業
下野新聞
2021年9月8日
【栃木】4月に開所した都賀町家中の「障がい福祉サービス事業所Honu(ホヌ)」の利用者らが栽培するマンゴーが、壬生町下稲葉のビニールハウスで初めて収穫期を迎えた。
軽作業を中心とした働く場を提供する就労継続支援B型の事業所。5月から約495平方メートルのハウスで、アップルマンゴーやキーツマンゴーなど4種類、計65本を栽培している。
利用者3人と職員で手入れや収穫の作業を行う。同事業所が栽培し、抗菌効果があるという藍の抽出液を農薬代わりに使っている。
利用者らは、実が熟すと枝から落ちるアップルマンゴーなどを丁寧に手作業で収穫している。今年は計約千個の収穫を見込んでいる。同事業所の農業責任者新田忠邦(にったただくに)さん(34)は「購入予約が多くてうれしい。来年は今年以上の出来を目指す」と話している。
収穫したマンゴーは電話で注文を受け付け、郵送で販売する。収益は事業所利用者の工賃となる。(問)同事業所0282・51・3557。