マンゴー熟す 開園以来初 ぐんまフラワーパーク
上毛新聞
2021年8月14日
カネコ種苗ぐんまフラワーパーク(群馬県前橋市柏倉町)の温室にある観賞用のマンゴーの木の実が熟し=写真、訪れた人が珍しそうに見入っている。同園によると、実が熟したのは開園以来初めてという。
2年前に工夫をすれば実るのではと、日当たりを良くするため周囲のヤシの木を伐採したり、余分な枝を剪定(せんてい)したりした。昨年は変化が見られなかったが、5月上旬ごろ花が落ちているのを発見。成長を半信半疑で見守っていた。
現在は実が落ちないようにネットを掛け、熟して枝から離れたものを収穫し同園内のレストランで食事をした人に無料で提供している。母親と訪れた今井優花さん(6)と颯汰ちゃん(4)のきょうだい=同市=は「甘くてジュースみたい」ともぎたてのマンゴーを笑顔で頬張った。
同園によると、これまでに50個ほど実ったといい、9月中旬まで収穫できる見込み。(湯沢宏志)