観音山公園のケルナー広場 1カ月で3万人来場

上毛新聞
2016年4月27日

ㅤ高崎市・観音山のレジャー施設「カッパピア」の跡地に開園した「ケルナー広場」の来場者が25日、オープン1カ月で延べ2万9408人と3万人に迫った。遊具をデザインしたドイツ人デザイナー、ハンス・ゲオルグ・ケルナーさん(56)が同日、オープン後初めて現地を訪れ、大勢の子どもが遊ぶ姿を見て喜んだ。
ㅤケルナー広場は市が整備している観音山公園(15・3ヘクタール)の一部。同公園は3月26日に部分開園した。ケルナー広場は10メートルほどのトンネル状の滑り台や、ぐらぐら揺れる登り棒、斜めになっている階段などユニークな形状の遊具を設置。入場無料で、安全確保のために市内のNPO法人時をつむぐ会のスタッフが常駐している。
ㅤケルナーさんは広場の一角に休憩所を設置するため、25~30日の6日間、経営する遊具メーカーの従業員らと作業する。来場者数は予想以上といい、「うれしいと同時に驚いている」とにっこり。遊具をチェックしながら子どもたちと触れ合い、喜びをかみしめていた。
ㅤ市公園緑地課などによると、オープン後の1日当たりの来場者は約950人。3日の2632人が最多だった。何度も来場する常連や父親の姿をよく見かけるという。時をつむぐ会の広場責任者、横山由美子さん(53)は「当初は人の多さに戸惑ったこともあったが、最近はだいぶ慣れ、うまく遊んでもらえるようになった」と話している。

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