3製法 違い味わう企画 宇都宮・虎屋本店 7~9月 7日に1種ずつ発売
下野新聞
2021年7月7日
清酒銘柄「七水(しちすい)」を醸す虎屋本店(宇都宮市本町、松井保夫(まついやすお)社長)は、今月7日は「七」が並んで「水曜日」になることから「七水の日」とし、「Omachi(オマチ)S.K.Y(スカイ)/55」企画を始める。
同社は精米歩合55%での醸造が得意という。今回の企画は、酒米「雄町」を用いて、この歩合で純米吟醸酒「七水 雄町55」を三つの製法で造る。7、8、9月の「7日」に1種ずつ発売し、製法の違いによる味わいの違いを楽しんでもらう。
今月は「速醸酛(もと)」で仕込んだ既存商品を提供する。「膨らみのある優しい甘さと後味のキレのよい酸味が特徴」(同社)。8月7日には「生酛造り」を販売する。「クリアなうま味と上品な甘みの酒」(同社)。9月7日は「山廃仕込み」で、「辛口ながらほんのりとした甘みとうま味がある」(同社)という。720ミリリットル入りの価格(税別)は7、9月発売が1600円、8月発売が1650円。
「S.K.Y」は三つの製法の頭文字のアルファベット表記を組み合わせた。小堀敦(こぼりあつし)営業部長は「『空へはばたく、楽しさ。』をテーマに、若者に受け入れてもらえるようにした」と話している。
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