夏ソバの白花かれん 鹿沼

下野新聞
2021年6月19日

 ソバの生産が盛んな鹿沼市内で、夏ソバの白い花が満開となっている。梅雨の晴れ間となった18日、同市北西部の山あいにある上大久保地区では、初夏の風に揺れるソバ畑が里山を彩った。

 2020年の農林業センサスによると、同市内のソバ作付面積は約258ヘクタールで県内トップ。主に秋ソバだが、6~7月ごろに収穫期を迎える夏ソバは爽やかな風味などに特徴がある。

 耕作放棄地を活用して同地区の約50アールで夏ソバを栽培する同市草久(くさぎゅう)、農業宇賀神正雄(うがじんまさお)さん(72)は「今年は天気がよく生育は順調。早刈りならではの若々しい香りや色のそばを楽しんでもらえそうです」と話した。

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