取手、我孫子、柏、松戸の4市 JR東と連携 電子看板で紹介 まちの魅力、駅から発信
茨城県取手と千葉県我孫子、柏、松戸の4市はJR東日本と連携し、まちの魅力を駅から発信していく取り組みを始めた。駅構内設置のデジタルサイネージ(電子看板)を利用し、季節ごとに4市の“お薦め”を紹介し、常磐線沿線の魅力アップにつなげていく。JRの担当者は「コロナ禍の今、常磐線沿線が注目されている。自治体と連携し、まだ知られていない沿線の魅力を伝えていきたい」と話す。
デジタルサイネージは各駅の改札付近に設置され、運行状況やイベント情報などが見られるが、その中の一つとして発信する。タイトルは「まだ知られていない常磐線の魅力」。ロゴを「常磐線の–!」と統一し、「–」部分にテーマを入れ紹介する。
第1弾は、取手市が「水辺」、我孫子市「手賀沼」、柏市「花」、松戸市「庭園」がテーマ。
取手の場合は、利根川の渡し船の画像を映し、利根川の水辺空間をアピール。「取手ふれあい桟橋 取手駅東口徒歩10分」と、足を運んでもらえるよう案内する。
4市全体で1分ほどの内容となり、市担当者とJR職員が話し合って、発信する映像などを決めていく。年4回予定し、季節ごとに内容を変える。第1弾は6月末まで見ることができる。
さらに、同社は沿線紹介へ、ウェブサイト「JOBANSEN KNOW」(https://jobansenknow.jp/)も立ち上げた。また、秋ごろをめどに、合同での産直市や「駅からハイキング」などのイベントも計画しているという。
取手市の担当者は「官民の連携を形にした。市の情報や沿線の魅力を知ってもらえるようにしていくので、ぜひチェックしてほしい」と話している。
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