極早生「一番星」の田植え始まる 潮来
茨城新聞
2021年4月11日
潮来市徳島で10日、極早生(わせ)品種「一番星」の田植えが始まり、青空の下、水田に規則正しく植えられた苗が風にそよいだ。
一番星は県が開発したオリジナル品種で、一粒が大きく豊かな食味を持つ。また、冷めてもおいしく食べられる点も特長だ。同市では、市大規模稲作研究会(橋本勇作会長)が2013年から生産に取り組んでおり、この日は宮本勝美さん(62)の30アールの水田で田植えが行われた。
一番星の収穫は8月上旬ごろになる見通しで、お盆前に店頭に並ぶ新米を待ちわびる市民も多い。橋本会長は「コロナ禍などの問題はあるが、みんなで協力し合い、消費者が食べたくなるようなお米を作っていきたい」と話した。