コロナ後見据え誘客へ 絶景や日本遺産 茨城県、ネットで紹介
新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えた観光誘客を図ろうと、茨城県は絶景紹介サイトや日本遺産を構成する歴史的施設などのPR動画を製作し、インターネット上での公開を始めた。コロナ禍で観光需要が大きく落ち込む中、茨城県の魅力を伝えることで「未来の旅先を見つける」(県観光物産課)きっかけ作りを促す狙いだ。
絶景紹介は観光PRサイト「観光いばらき」内に「茨城の絶景」として開設。書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサーの詩歩さんと連携し、国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)や袋田の滝(大子町)、神磯の鳥居(大洗町)など、県内10カ所の絶景を写真とともに掲載した。
詩歩さんによる各スポットの見どころ紹介のほか、色や季節ごとにまとめたデジタルパンフレット「Zekkei×IBARAKI」も掲載。2016~19年に行われた「フォトコンテスト」の入賞作品も紹介している。
また、日本遺産の構成施設動画は、「偕楽園・弘道館」「牛久シャトー」「笠間焼」に加え、ダイジェスト版を含めた計4作品を作製。県のインターネット動画サイト「いばキラTV」のホームページで閲覧できる。動画は各70~100秒。偕楽園内の景色や眺望、笠間焼制作の様子などを取り上げた。
県観光物産課は「新型コロナウイルスの収束後、旅先として選んでもらえるよう今のうちからアピールし、将来的な観光誘客に備えたい」と話した。
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