氷と雪の造形美 日光・雲竜渓谷

下野新聞
2021年2月8日

 日光市の雲竜渓谷で、氷と雪が絶景を形作っている。青空の広がった7日は穏やかな陽気の中で、巨大な氷柱や氷壁など白銀の造形美が存在感を放っていた。

 同渓谷は標高約1400メートルで女峰山の中腹に位置する。最奥の雲竜瀑(ばく)までは、林道の車止めゲートから行き約3時間、帰り約2時間は歩く。

 10年ほど前に登山雑誌の表紙を飾ったことで人気を集め、近年は県内外から多くの登山客が訪れる。渓谷ツアーを催行する同市所野の「ワンプレイト」室町直(むろまちなお)代表(43)は「入山には冬山対応の装備が必要。現在はシーズン終盤となり、暖かさで落氷が起きる場所もあります。十分に注意してほしいですね」と話していた。

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