絵画や彫刻 力作ずらり 鹿沼 栃木二紀会が新春展

下野新聞
2021年1月8日

 【鹿沼】「第3回栃木二紀新春展」が7日、市文化活動交流館で始まった。美術団体「二紀会」の県支部「栃木二紀会」(田中茂(たなかしげる)支部長)所属の会員による個性的な絵画や彫刻など計62点を展示している。11日まで。

 栃木二紀会は1951年設立。新春展は市内と都内のギャラリーで1年ごとに交互に開催している。今回は会員24人の絵画32点、彫刻17点のほか、20センチ四方の木製ボックスに絵画や彫刻の小品13点を陳列した「T-Apartment」と呼ばれる展示もある。

 このうち、宇都宮市の洋画家早崎勝(はやさきまさる)さん(55)と足利市出身の彫刻家川島史也(かわしまふみや)さん(31)の作品は、会員の中からの選抜展として特別展示されている。

 早崎さんは「命」をテーマにタンポポの綿毛を描いた絵画など12点を出品しており、「小さな命が自然の中で継承されていく様子を描いた」と話す。川島さんは「神聖さと畏怖」をテーマにした彫刻の人物像9点を並べ、「木と漆を素材に使用することで生と死を表現した」と語る。

 午前10時~午後6時。最終日は午後4時まで。(問)事務局028・649・5365。

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