15日、4カ月半ぶり再開 壬生町おもちゃ博物館 感染防止へ利用制限も

下野新聞
2020年7月13日

 【壬生】新型コロナウイルスの感染拡大で休館していた町おもちゃ博物館が15日、再開する。一部の遊具の利用や入場を制限、飲食も禁止するなど運営にコロナ禍での「新しい生活様式」を取り入れ、子どもたちの聖地は4カ月半ぶりに復活する。

 同博物館は2月29日から臨時休館していた。国のイベントや施設利用の段階的制限緩和を見据え、再開した東京ディズニーランドなどの大規模施設の状況も注視し、再開を決めたという。

 再開にあたり「運営上のお願いとご案内」をホームページなどに掲載。3歳以上の入館者にマスクの着用を求め、入館時の検温や混雑緩和のための入場制限などを実施する。手指の消毒、ソーシャルディスタンス2メートルの確保も呼び掛ける。

 利用を休止するのは、水遊び、ボールのプール、なりきりすたじお、わくわく夢広場、鉄道模型の部屋など。飛まつ感染防止のため、弁当、菓子を含む食事は禁止になる。団体客の利用もできない。

 休館日は毎週月、火曜日(祝日の場合は翌営業日)、開館時間は午前10時半~午後3時半に変更する。

 久米井靖裕(くめいやすひろ)館長(64)は「感染防止対策と遊びの楽しさ確保とのバランスに苦慮しながら、やっと開館にこぎつけることができました」と話した。

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