朔太郎の思い 触れて 前橋文学館
上毛新聞
2016年8月24日
ㅤ詩人の萩原朔太郎(1886~1942年)が送り、受け取った手紙を紹介する特別企画展「心にふれる手紙展」が、前橋市の前橋文学館で開かれている。直筆の書簡を通じて朔太郎の交友関係や思いに触れることができる。9月22日まで。
ㅤ朔太郎の生誕130年を記念した展示で、同館所蔵の書簡を展示替えしながら約100点紹介する。
ㅤ生涯にわたり親交があった室生犀星とのやりとりや、2番目の妻とみられる女性への恋心を後輩の詩人に吐露した手紙などを公開。同館の担当者は「信頼する相手に伝えたかった朔太郎の本音がみえる。観覧後に『手紙を書きたい』と思ってもらえるといい」としている。
ㅤ観覧料は常設展と合わせて一般300円、高校生以下無料。水曜休館。9月3日の開館記念日は観覧無料。同10日の午後2時から学芸員による展示説明会を行う。問い合わせは同館(☎027・235・8011)へ。
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