明利酒類 「ふくゆい」梅酒販売 飲み口すっきり

茨城新聞
2020年2月12日

酒造会社の明利酒類(水戸市元吉田町、加藤高蔵社長)は、同市産のブランド梅「ふくゆい」を使用した梅酒の新商品「百年梅酒 水戸乃梅ふくゆい」を14日発売する。「ふくゆい」を使った商品は梅干しやシロップ、お菓子などがお目見えしているが、梅酒の商品化は初めて。

「ふくゆい」は市が2013年にスタートした「梅産地づくり事業」で誕生したブランド梅。同社では梅酒用の全40個あるタンクのうち一つを「ふくゆい」専用に使用し、昨年6月ごろに梅の実を漬け込んだ。ハチミツやブランデーを配合し、通常の百年梅酒よりも新酒らしい若々しいすっきりとした飲み口が特徴。

製造担当者は「3年前ごろから発売に向けて準備していたが、梅の実の確保がなかなか安定せず、今年ようやく発売にこぎ着けた。梅の味を引き立たせる配合や度数を調整するのが大変だった」と話した。加藤社長は「観梅シーズンに間に合ってよかった。地元産梅のみで作る商品はメーカーとして夢だった。ふくゆいブランドのお菓子などとともにこの商品を召し上がってもらえれば」と期待を込めた。アルコール度数は12%。500ミリリットル入りで1200円(税抜き)。問い合わせは同社(電)029(247)6111

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