食と陶芸で病気予防 鎌倉に日本料理店 吉岡出身の医師・南雲さん
上毛新聞
2020年1月13日
吉岡町出身の医学博士、南雲吉則さん(64)=東京都=が、神奈川県鎌倉市でがん予防やストレス軽減の観点から食事と陶芸を一体的に提供するサービスに取り組んでいる。
南雲さんは1990年、都内でがん専門のナグモクリニックを開業。今年4月、同市に料理店「日本料理 吟」を開き、病気予防に主眼を置いた食事を提供している。店は「『おいしそうな』食品から、『体に良い』食品への転換」をモットーに、地元の季節野菜や魚介類などを生かし、保存料や添加物を一切使用しない会席料理を売りにしている。
店には陶芸工房「なぐも窯」を併設。親戚の南雲龍比古さん(53)=渋川市金井=と妻の聖子さん(40)が運営し、店で使う食器類を手掛けるほか、来客向けに陶器作りの体験教室も開いている。龍比古さんは「時間を忘れて夢中で粘土をこねるお客も多い。海を見渡せるロケーションで陶芸を楽しめる」と話している。
吟の問い合わせは同店(☎0467-84-7236)、なぐも窯の問い合わせは龍比古さん(☎090-9135-8814)へ。