命名「ミルキーベリー」 白さ特徴「iW1号」 王国誇る新イチゴ続々

下野新聞
2019年10月29日

 福田富一(ふくだとみかず)知事は28日、県農業試験場いちご研究所が育成した白イチゴの新品種「栃木iW(アイ・ダブリュー)1号」の名称が「ミルキーベリー」に決まったと発表した。

 ミルクのような白さや、まろやかな食感と甘みが名称の由来。28日に県公館で開いた会合で、福田知事は「新品種の特徴をイメージでき、セット売りが想定されるスカイベリーと名称の相性がいい」と説明した。

 2018年6月に特許庁へ出願し、今年6月21日に商標登録された。

 20年産(19年10月~20年9月)は県内の農家約120戸、計約45アールで栽培されている。今年12月中旬ごろから県内の観光いちご園や直売所で販売される予定。

 会合では台風19号の被害も報告された。県は「(本県に次いで生産量の多い)福岡県とは差があり、『いちご王国』の地位は保たれる」との見方を示した。