《たかさき味酒乱》 Un café(アン カフェ)台町8―27 住宅街でくつろぎの時
静かな住宅街の一角にかわいい感じでたたずむお店。店内はホワイトを基調に観葉植物と木の椅子が置かれ、アンティーク調で落ち着いた雰囲気。
すらりとした長身で優しい口調の豊田正樹さん(65)がオーナー。栄養学を学んだことから「サプリメントのオフィスをしていたが、隣でケーキの専門店『シュシュ』を営む息子の洋太郎(34)から『コーヒーぐらい出せば』との勧めで何となく」とオープンしたいきさつを控えめに話す。
ランチメニューは、黒毛和牛をじっくり煮込んでスパイスをきかせたこだわりの「ビーフカレー」(1200円)とホットドッグ二つとデザート、コーヒーがセットの「ホットドッグ」(1000円)の2種類だけとシンプル。どちらもサラダ付きで見た目も味もとても爽やか。
ドリンク類は、ダージリン・サマー・ゴールド(550円)やモルゲンタオ(500円)といった紅茶やオーガニックコーヒー(350円)などがある。隣のケーキ店から好みの品を持ち込んで、ドリンクと一緒に食べれば、至福の時を味わえることだろう。
コロナやハイネケンといったビール(500円~)やグラスワイン(同)なども用意。興味のある方は「算命学」を学ぶ事もできる面白い店だ。
【データ】▽営業 月~土曜11時~16時、金土曜は予約制で18時~23時▽客席 11▽不定休▽☎080-3435-9390
【評価】
ゆっくりくつろげる空間を提供したいという店主。熊谷から来店した50代の女性は「居心地が良くて時間を忘れてしまう」と笑顔。日曜日は「ガーデン」と称して野外でビールが楽しめる。「お客さまに育ててもらっているお店です」と優しい笑顔が印象的。
【たかさき味酒乱】メンバーは会社役員、元商店街会長、まちづくり団体会員ら30~70代の男女6人。「味はランチ、酒は1次会、乱は2次会」と幅広い飲食店を自己負担で覆面調査する。味、値段、サービス(接客)、雰囲気(ハード)を5段階で審査。「3」を基準に観音様をイメージしたイラスト数で評価度を表す。