静寂の中、白や紫咲き競う 古峯神社の庭園 ショウブ甲乙つけがたし
下野新聞
2019年7月8日
【鹿沼】草久(くさぎゅう)の古峯(ふるみね)神社にある日本庭園「古峯園(こほうえん)」でハナショウブが見頃となった。
同神社は標高730メートルにあり、市街地に比べて温度は2、3度低く、サツキはまだ花をつけている。同神社社務所によると、ハナショウブは昨年、株の植え替えを行ったため、例年より少なめという。それでも静寂の中、白、紫色の花が競うように咲き、散策する人たちを出迎えている。
5日、川崎市幸区小倉から観光で訪れた小山仁朗(おやまにろう)さん(66)、シオリさん(65)夫妻。観光バスの運転手をしていた仁朗さんは「妻に一度、古峯神社、古峯園を見せたかった。ハナショウブは今がピーク、周囲の景色、池とのコントラストが最高」と話した。
13日ごろまで楽しめるという。入園料は大人300円、子ども200円。(問)同神社0289・74・2111。