名産品を満載、駅弁開発 「もてぎのゆずしおあゆごはん」 町、アフターDCで企画 4月から限定販売

下野新聞
2019年2月25日

 【茂木】「本物の出会い 栃木アフターデスティネーションキャンペーン(アフターDC)」の一環として、町はJR東日本などと共同で、町の名産品を食材に使った駅弁「もてぎのゆずしおあゆごはん」を開発。駅弁は4月1日から6月末まで3カ月間の期間限定で、JR宇都宮駅在来線改札内の駅弁売店、道の駅もてぎで販売される。

 「もてぎのゆず塩ら~めん」が「道-1グランプリ」で3連覇を果たすなど、町や道の駅もてぎの認知度が上がっていることを受け、JR東日本がアフターDCと連動した企画商品として町に提案。弁当製造販売の松廼家(まつのや)(宇都宮市)と3者で、昨秋から町の名産であるユズやアユをメインに使った洋風弁当の開発を進めていた。

 弁当には「ゆず酢と鮎(あゆ)のまぜごはん」「鮎のフライ アスパラ添え」「ほうれん草入りスペイン風オムレツ」「ゆず塩パスタ」「エゴマ入りハンバーグ」「米粉のバウムクーヘン」など8品を春らしく彩りよく盛り付けてある。

 町産の食材は、那珂川のアユや野菜、ユズの加工品など7種が使われた。ラベルに記載したメニューに町産の食材が分かるよう表示。オリジナルレシピのまぜごはんにはゆず塩ペーストを添え、ご飯に散らすとユズが一層香り立つよう工夫するなど、「茂木らしさ」を前面に出して仕上げた。価格は1千円(税込み)。

 開発に携わった町地域振興課の小河明美(おがわあけみ)課長補佐は「これを食べて、茂木をもっと知りたい、茂木のおいしいものを食べたいと町に来てくれればうれしい」と話している。