水面に映る夕闇の紅葉 「逍遥園」ライトアップ 日光山輪王寺
下野新聞
2018年10月30日
日光市の紅葉の名所の一つ、同市山内の日光山輪王寺「逍遥園(しょうようえん)」で紅葉が見頃を迎えた。29日は全体の7割ほどが色づいた状態で、夜間のライトアップには大勢の見物客が訪れた。
逍遥園は作庭の名人小堀遠州(こぼりえんしゅう)が造営したと伝えられる。中央に池があり、周囲のイロハモミジやノムラカエデなどが色づく。
同日は夜間開門と同時に国内外の見物客が続々と入園。夕闇の空に浮かび上がる枝葉や、水面(みなも)に鏡映しになった幻想的な様子に感じ入った。埼玉県所沢市東住吉、主婦小沢(おざわ)えつ子(こ)さん(67)は「赤が鮮やか。水面に映り込んで美しいですね」と話していた。
ライトアップは11月15日まで。期間中は紅葉の見頃が続くという。