世界最大 2年ぶり開花 筑波実験植物園 ショクダイオオコンニャク
茨城新聞
2018年6月27日
世界最大の花といわれるショクダイオオコンニャクが26日、つくば市天久保の国立科学博物館筑波実験植物園の熱帯雨林温室で咲き始めた。同植物園での開花は2016年8月以来で2年ぶり4度目。同園によると、同じ株が連続して4度も花を咲かせるのは国内で初めてだという。花の寿命が約3日と短いため、同園は27~29日の3日間、開園時間を延長して午前8時半~午後6時半とする。
ショクダイオオコンニャクはインドネシア・スマトラ島の高地に自生するサトイモ科の絶滅危惧種。花はめったに咲かないとされているが、同園では12年から2年に1度のペースで開花している。2年ぶりに開いた花は26日夕、高さ2・4メートルに成長した。
4度目の開花について、同園の遊川知久多様性解析・保全グループ長は「スタッフの努力が実った結果。頑張れば2年おきに咲くことが立証された」と話している。
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