魚料理の作り方動画配信 茨城・ひたちなかの普及活動実行委
魚を気軽に食べてもらおうと、茨城県ひたちなか市の魚食普及活動実行委員会(柳生修会長)は、地元で水揚げされる魚を使った料理の作り方を紹介する動画「ひたちなか魚DEおうちごはん」を制作、配信している。同委は「魚料理を身近に感じてもらい、魚を食べるきっかけになれば」と視聴を呼びかけている。
同委は市やひたちなか商工会議所、漁協などで組織し、魚食の普及や地元水産物のPRなどに取り組む。同市は2016年に魚食の普及を推進する条例を制定しており、より多くの人に魚を食べてもらう目的で、家庭で簡単に作れる魚料理があることをPRする動画を制作した。
「ひたちなか魚DEおうちごはん」は、同条例で規定している「魚食普及推進日」の毎月10日に、市公式YouTubeチャンネルで配信。初回の4月はイワシの手開きの仕方を紹介し、5、6月はイワシを使ったかば焼き丼とフライの作り方を解説している。
調理方法と撮影は、市内にあるクッキングスクールネモトを主宰する根本悦子さんらが協力。一つの料理ごとに、調理の仕方やこつなどを詳しく紹介した6~9分の長編と1分にまとめた短編の2種類をアップしている。今後の配信時期は未定だが、地元で水揚げされる別の魚を用いた動画を随時アップする予定だ。
同委事務局の市水産課は「料理の作り方を分かりやすく解説している。多くの人に動画を見てもらい、魚料理を作り、食べてほしい」としている。