湯西川温泉「平家絵巻行列」 温泉街を優雅に練り歩き 日光
下野新聞
2016年6月6日
平家落人の里として知られる日光市の湯西川温泉で5日、平家大祭のハイライトとなる「平家絵巻行列」が行われた。この日は快晴に恵まれ、大鎧(おおよろい)や太刀(たち)を身に付けた勇壮な武将役や、朱色など華やかな衣装をまとった姫役など約100人が温泉街を優雅に練り歩き、観光客ら約5千人を楽しませた。
初夏を迎える同温泉の恒例行事で、今年で32回目。行列には地元の関係者以外にも一般応募の女性約20人が侍女役として加わったほか、湯西川小・中学校の生徒約25人が稚児役や白拍子役などを務めた。
今年も平清盛(たいらのきよもり)役を務めた斎藤文夫(さいとうふみお)市長ら一行は湯殿山神社で出陣式に臨み、その後、約1・2キロ離れた観光施設「平家の里」まで行軍。観光客らも一緒に追いかけ、盛んにカメラのシャッターを切っていた。
小学校の同窓会メンバー10人と訪れた神奈川県横須賀市田戸台、主婦鈴木淑子(すずきよしこ)さん(78)は「これだけの大行列が練り歩いているのを初めて見た。女性の衣装もきれいで印象に残りました」と時代絵巻を満喫していた。
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