改修工事を終え「野木町煉瓦窯」グランドオープン

下野新聞
2016年5月11日

 改修工事を終えた野木町野木の国指定重要文化財「野木町煉瓦(れんが)窯」が10日、グランドオープンを迎えた。15日までの6日間は窯の内部を無料で見学できるほか、夜間にライトアップをするなどさまざまなイベントを実施する。

 赤れんが製造用の同煉瓦窯は1890年に完成。1971年まで生産を続けた。その後閉鎖されていたが、2011年9月から改修工事を始め、14年9月に完工した。

 記念式典には関係者約200人が出席し、グランドオープンを祝った。真瀬宏子(ませひろこ)町長は「県内外の多くの方の思いが力となってオープンを迎えることができた」などとあいさつした。

 同日午後2時から同煉瓦窯の一般公開を開始。地域住民らは、ボランティアガイドの説明を受けながら窯の内部を興味深く見学した。同町野木、無職新谷(しんがい)とみこさん(75)は「中を見学して地元に素晴らしいものがあることを実感できた」と話した。

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