赤城大沼が全面結氷 ワカサギ一部解禁 榛名湖も5季ぶり検討

上毛新聞
2016年1月30日

暖冬の影響で結氷が遅れていた前橋市の赤城大沼が全面結氷したとして、赤城大沼漁業協同組合(青木泰孝組合長)は27日、氷上ワカサギ釣りを2月2日午前6時に一部解禁することを決めた。組合によると、結氷が遅れて氷上釣りが2月にずれ込み、部分解禁するのは初めてのケース。高崎市の榛名湖も全面結氷し、5シーズンぶりの解禁が検討されている。

組合によると、大沼はここ数日の冷え込みに加え、風が弱まったことで結氷が進み、27日早朝、全面結氷したという。ただ、氷が薄い場所もあり、解禁するのは大沼の北西(沼尻)をはじめとする全体の3分の2程度にとどめる。ほかのエリアも氷の厚さが安定すれば順次解禁予定という。
組合は26日から安全のため危険箇所を特定し、くいやロープを張るなど作業を進めた。2日の解禁後も当面は、例年より終了時間を1時間早め、午後4時までとする。
青木組合長(66)は「ようやく結氷し、ほっとした。一部解禁は苦渋の決断だがやむを得ない」と話した。ただ、気温の上昇で氷が緩むなど気象条件次第では今後のスケジュールに影響が出る可能性を示唆した。
大沼は昨年9月に福島第1原発事故の影響による持ち帰り規制が解除されたばかり。待ちに待った冬の風物詩の解禁に、湖畔の飲食店の男性従業員は「全面解禁できないのは残念だが、喜びの方が勝る。多くの人に来てほしい」と願った。
前橋市観光振興課には年明け以降、氷上釣りの問い合わせが寄せられ、担当者は「国からの許可が下りていたので一日も早く吉報が聞きたかった」と喜んだ。2月6日に大沼などで開催するイベントでの氷上ワカサギ釣り体験は、予定場所を若干変更して実施する。
高崎市の榛名湖も、27日までに全面結氷が確認された。十分な厚みが確保されれば、5シーズンぶりに氷上釣りを再開する方針。榛名湖漁業協同組合の野口正博組合長(67)は「やりたいのはやまやまだが、今後の天候次第のところもある」と話した。

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