大寒の氷瀑美 奥日光「竜頭の滝」

下野新聞
2022年1月21日

 一年で最も寒い時季とされる大寒の20日、奥日光の竜頭の滝では一部が氷結し、厳冬が織り成す幻想的な氷瀑美が見られた。

 宇都宮地方気象台によると、この日の県内の最低気温は奥日光で氷点下10.1度、宇都宮が同3.1度、那須高原で同9.5度を観測。上空に強い寒気が流れ込んだ影響で冬型の気圧配置が強まり、軒並み平年の値を下回った。竜頭の滝に隣接する「龍頭之茶屋」の室根順子(むろねじゅんこ)さん(69)は「今季は例年以上に厳しい寒さが続いています」と話していた。

 氷結は2月下旬まで見られるという。