魚介豚骨 意外とあっさり  さんじ中華そば 麺屋 さんじ(鹿沼)

下野新聞
2021年10月6日

 とろとろのチャーシューに煮卵、メンマ、水菜などが付く「さんじ中華そば」(950円)のスープを一口すすると魚介の風味が口の中に広がる。かつお節、煮干しなどでだしを取ったスープは濃厚だが意外とあっさりとしている。

 店主の山田明男(やまだあきお)さん(50)は、とんこつの臭みなどが苦手な人などを意識し「魚介豚骨スープと鶏、豚をベースに香味野菜を煮込んだ透明の清湯(ちんたん)スープを混ぜることでスープを少し軽くしています」と明かす。

 麺にもこだわりを見せる。滑らかさ、香り、歯応えを出すために北海道産の小麦粉を指定し県内の製麺所に特注している。「魚介豚骨のスープは力強いので負けないように」と食べ応えのある中太麺を使用。普通盛りでもおなかいっぱいになるが、中盛り320グラム(100円増し)、大盛り420グラム(150円増し)にも対応している。

 山田さんは中国料理のコックを長くしていたこともあり、粗びき肉を四川豆板醤(とうばんじゃん)で煮込んだマーボー丼(500円)も自信作という。「いろいろと工夫している。お客さんがおいしいと思ってくれればそれが一番です」と笑みを見せながら話した。

 ■メモ 鹿沼市栄町3の34の10。午前11時半~午後3時、午後6~9時。火、水曜定休。(問)0289・77・7707。

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