デラウェア狩り、季節到来 茨城・石岡の観光ぶどう園

茨城新聞
2021年7月28日

茨城県石岡市佐久の大場観光ぶどう園で、小粒品種のデラウェアが実りの時季を迎え、ブドウ狩り客の受け入れを始めた。甘みとほどよい酸味のある取れたての味覚は、8月10日ごろまで楽しめる。

同園は、山梨県勝沼町で研修した大場克巳代表(83)が1960年代に創業。栽培面積は約1・2ヘクタールで、うち20アールほどで開園時以来のデラウェアを作り続け、巨峰とシャインマスカットも手掛ける。「昔はどこでもデラ(ウェア)だった。今でもやっているのは県内でもうちぐらい」と、かつて地元観光果樹組合長を務めた大場さん。

丹精を込めた棚には、赤紫色の実を付けた房が数え切れないほど下がり、収穫の時を待っているよう。大場さんは「種なし処理の頃の天候が微妙だったせいか、やや不作」としながら、「これからますます甘くなるはず」と期待した。

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