自転車と食で地域PR 那須塩原 ブラーゼン運営会社 本社内にカフェ 地元食材や地ビール提供

下野新聞
2021年7月28日

 【那須塩原】JR那須塩原駅西口にある自転車ロードレースチーム「那須ブラーゼン」の運営会社オフィス内にこのほど、地元食材を使った軽食や地ビールが楽しめるカフェがオープンした。食による地域活性化を目指した地元飲食業者との連携事業。関係者は「那須高原の玄関口で自転車と食の両面から地域の魅力を発信したい」と意気込んでいる。

 ブラーゼンを運営する「NASPO」は昨春、本社を那須町から現在地に移転。サイクルロードレース活動や自転車を活用した観光活性化事業に取り組んできた。さらに「食」で地域の魅力をPRしようと、今年1月に飲食業などを専門とする市内の「プラナヴィエントNasu」と業務提携した。

 カフェはオフィスの一部を使い同社が運営する。店名は「Cafe&Beer Planalto(プラナウト)」。客席は10席。

 那須高原ビールやオリジナルコーヒーのほか、地元企業が手掛けたジンジャーエールやホットドッグなどを取りそろえ、大部分は持ち帰りができる。地元土産なども販売する。

 NASPOの若杉厚仁(わかすぎあつひと)社長(31)は「訪れる人に那須らしさを感じてもらい、ブラーゼンのファンにも立ち寄ってもらえれば」と期待している。

 プラナヴィエントNasuの斎藤美文(さいとうよしふみ)社長(42)は「多くの人に『来てよかった、また来たい』と思ってもらえるよう、ブラーゼンと切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と話している。営業時間は午前9時~午後8時。水曜定休。(問)同カフェ0287・73・5534。

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