結婚記念に「映える」 筑西のザ・ヒロサワ・シティ 美術館や庭園、鉄道車両 多彩な展示人気

茨城新聞
2021年6月24日

茨城県筑西市のザ・ヒロサワ・シティが結婚記念の撮影場所として注目を集めている。コロナ禍で結婚式の延期や中止が相次ぎ、新婚夫婦の撮影を先取りで行う「フォトウエディング」が広まる中、世界的な建築家・隈研吾さんの設計した廣澤美術館や鉄道車両、庭園など多彩な展示を背景に、着飾った2人がさまざまなポーズで撮影。スタジオとは一味違う仕上がりが「写真映えする」と、若い人の心をつかんでいるようだ。

5月31日に撮影を行ったのは、水戸市の美容師、阿南宏幸さん(32)、恵さん(29)夫妻。2人は昨年挙式を予定していたが、コロナ感染拡大が一向に収まらないため、記念撮影を優先した。

筑西市内の写真館スタッフと相談しながらシティ内のバラ園や鉄道車両の前、クラシックカーの中など、さまざまな場所でポーズを取って撮影。宏幸さんは「いろいろな撮影場所があって楽しかった。コロナが収まって集まる機会ができたら、皆に見てもらおうと思う」とほほ笑んだ。

東京や群馬、栃木県で結婚式の企画運営を行うプリオ・ホールディングス(東京)が、2020年夏から始めた「旅するウエディング&アニバーサリー」は、思い出の場所や憧れの場所に足を運んで記念撮影を行い、現地への旅行を含めた結婚式と身近な家族との会食を提案。会場の一つに廣澤美術館を挙げている。

秋田市の会社員、三浦和さん(26)、珠里さん(26)の2人は、今年9月に長野県軽井沢町で挙式を予定。同社の案内で5月中旬に廣澤美術館で撮影を行った。茨城を訪れたのは初めてで、インターネットで見た美術館のデザインに強くひかれたといい、2人は「大きな石が建物を覆っていて圧巻だった。庭園も洗練されていて、非日常的な空間でのすてきな経験だった」と話した。

同社の藤田真理子副社長は「コロナ禍で挙式を延期したカップルのため、新しい結婚式の在り方を模索してきた。式場に大勢の人を集めての従来の披露宴とは違う、ストーリーを大切にした場を提案している」と話す。同社の運営する栃木県小山市の結婚式場での挙式と美術館での撮影を組み合わせたプランも計画中という。

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