石井竜也さんの作品展示 北茨城 ライブ使用のセットも

茨城新聞
2021年6月7日

茨城県北茨城市出身のアーティスト、石井竜也さんが制作したアート作品や音楽ライブで使用したステージセットが、同市関本町富士ケ丘の市生涯学習センター分館「期待場」に展示されている。市内外から訪れた人が、石井さんの力強い表現で作り出された作品を楽しんでいる。

期待場は、閉校した旧富士ケ丘小学校の校舎と体育館を改修し、陶芸施設やアトリエ、ギャラリーとして使えるよう整備した施設。芸術祭の会場としても利用され、石井さんも過去2回、市内の小中学生に向けての無料ライブを開催した。

展示物は年1回を目安に入れ替え、今年は石井さんが自身のライブ「ART NUDE」中に筆で絵を描いた3枚の丸いキャンバスを搬入。自身が舞台でまとった甲冑(かっちゅう)も並ぶ。また、絵付け前の白いだるまに粘土で造形し、独創的な塗装を施した「顔魂」という作品を展示している。

入り口には石井さんがボーカルを務める米米CLUBが2月に行った配信ライブのステージで使用された高さ約2.5メートルの「自由の扉」が設置され、来場者は自らその扉を開いて場内に足を踏み入れる演出となっている。

同センター所長の花園浩さんは「感染対策に十分配慮して開催している。ぜひ来場してほしい」と話した。

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