歌舞伎と花火で元気を 海老蔵さん招きイベント 22日・水戸

茨城新聞
2021年5月1日

民間団体「水戸構想会議」(鈴木裕治理事長)は5月22日、水戸市の千波湖を舞台に、歌舞伎と花火を融合させたイベント「LuckyFM水戸歌舞伎花火」を開催する。歌舞伎俳優の市川海老蔵さん出演の舞台と、日本を代表する花火師、野村陽一さんが率いる野村花火工業(同市)による花火を融合させたイベント。16日、鈴木理事長らが県庁を訪問し、大井川和彦知事にPR。鈴木理事長は「コロナ禍の日本を元気にしたい。感染対策を徹底し、安全にイベントを楽しんでいただく」と話した。

イベントは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各地の花火大会や舞台公演が相次いで中止となったことから、伝統芸術を支える職人などの活動と、伝統芸術・技術の継承を支援しようと企画された。

イベントの目玉の一つが、人気歌舞伎俳優の海老蔵さんの舞台。日本最古の歴史書である「古事記」の須佐之男命(すさのおのみこと)の物語を歌舞伎化した創作舞踊で、独特のダイナミックな演出と迫力ある群舞で表現する。会場は千波湖畔の千波公園。さらに、各地の競技大会で活躍し、内閣総理大臣賞を過去最多の19回獲得した野村花火工業の「日本一」の花火が初夏の夜空を彩る。

大井川知事を訪問した鈴木理事長らは、海老蔵さんの出演決定やイベント概要を報告した。座席を限定した有料制で行い、インターネット生配信もするなど、感染対策の徹底も強調。大井川知事は「皆さんのような人たちの動きがあるから茨城県が注目される。ぜひ応援したい」と話した。

当日は午後4時開場、花火打ち上げは同7時からで、同8時30分終演(予定)。チケットは水戸市民向け特別販売は20日、一般向け販売は24日から。詳しくは公式ホームページhttp://mitohanabi.com

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