自慢のコシ、熱々の土鍋で 味噌煮込みうどん海老天付き うどん茶屋 いちょう庵(鹿沼)

下野新聞
2020年11月9日

 1200坪もの広い敷地に建つ古民家を改修した人気のうどん店が、鹿沼市郊外にある。「うどん茶屋 いちょう庵(あん)」。店名は敷地内にあるイチョウの大木に由来する。うどんの本場・香川県で修業した店主の高橋恒夫(たかはしつねお)さん(66)が、2011年に開いた。

 寒くなるこれからの季節のお薦めが「味噌煮込(みそにこ)みうどん海老天付き」(1400円)。熱々の土鍋に歯応えのある麺、海老天、春菊、ネギ、半熟卵などが付いてボリューム満点。つゆは名古屋から仕入れる八丁味噌(はっちょうみそ)をベースに、太麺に合うよう少し濃いめにしている。卵を鍋全体に混ぜるとスープがまろやかになる。

 こだわりの麺はコシを出すため、店に出す前日に2回、当日の朝に1回の計3回、生地をこねて鍛えるそうだ。ゆで時間はその日の気温や湿度などよって微妙に変える。「妥協せずにベストタイミングで提供する」のがモットーだ。

 50人ほどが入れる店内は和室と洋室がある。鹿沼組子が施された障子や仕切りがある和室は、庭先の植木が望める落ち着いた雰囲気。高橋さんは「テラス席もあり、ペットと一緒に食事もできる。たくさんの人に食事を楽しんでもらいたい」と話した。

 【メモ】鹿沼市池ノ森610の3。午前11時~午後2時、午後5~8時。月、水、木曜は昼のみ。火曜定休。(問)0289・75・4375。

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